まぼろしのネパール!
ブログ更新ブーム到来しているようですね。
この流れなら何話しても流れてしまうだろうということでめっちゃ適当な記事を書きます。
早くももさん、カンストの記事でこの記事流してください。
昨日のお昼頃、ギフトのブログの記事がたくさん上がっていたので一通り読んで視線をあげると長身の男と目があった。そして彼はこちらに駆け寄ってきた。
「ゴチュモンオキマリデショカ」
あぁそうだ、某牛丼チェーン店に昼食しに来ていたんだった。慌ててメニューを確認し、注文を告げると彼は復唱した。
「ミニニンニクドンデスネ」
いや、違う。 ミニであってもそれは間違いなく午後の仕事に支障をきたす。そもそもそんなメニューあった???
しかし、ここのところドラッグストアの店員にキレ、下品な言葉を連呼したりと記事を積み重ねるごとに人としてのランクを着実に落としてきたことを思い出してグッと堪えることにした。
この心がけは悪くなかったようでちゃんと注文した通りミニ牛丼が届けられた。牛丼を食しながら精金良玉に生きることの大切さを噛みしめた。
そして会計を済まそうとすると長身の彼が明らかに不審な動きをしている。どうやらレジに100円玉がないようだ。こういったお店ではセロハンでまとめた棒状の"棒金"と呼ばれるものがあったりするのだがその場所もわからないようだ。貴重な昼休みは刻々と過ぎていく。
私にもわかっている、解決方法がもう一つしか残されていないことを。それに100円が50円になったところで枚数が2倍になるだけだし、まぁそれくらいなら許容できる。「それでいいんだよ」というオーラを全身で表現したところ、それを感じてくれたのか彼は安心したような顔で私におつりを手渡した。
すべて10円玉で
右手に異様な重みを覚えて立ち尽くす私に対し彼は微笑を向け、そして山盛りの10円玉の上にレシートをそっと添えた。まさかこれで終わりではないだろうと思ったが、彼の「何とかさばき切ったぜ」という満足気な表情から見るにこれで完了なのだろう。昼休憩も終わるころなので戻ることにした。
その後は何事もなく帰宅したのだが、どうも調子が悪い。以前の風邪がぶり返してきたのだろうか。そのためその日はインせず寝ることにした。熱のせいか中々寝付けず色々なことを思い浮かべていると、昔ネパールに行った時のことを思い出した。そこのある地方では生まれた子供に健康に育つようにと真っ白な布を体にかけてあげるそうだ。そこでお昼のあの出来事を思い出したのだ。
そういえば昼頃から少し調子が悪かった。思えばあの時その様子に気付いた彼は私に対して「早く良くなってくださいね」というメッセージを込めてレシートを添えたのではないのだろうか。彼に対して感謝はできなかったが、心がけのおかげで不快な表情をしなくて済んだことは幸いだ。見知らぬ人の温かみに触れたことでその後は不思議といつもより熟睡することができた。
そして今朝
起きると昨日の体調不良が嘘のようにいつもの状態を取り戻していた。あと"嘘のように"で思い出したけど、よく考えると私ネパールに行ったことないし、たぶんそんなしきたりもないし、彼がそもそもどこの人なのかもわからないや。でも治った今としてはそれも些細なことかなって。
まるさんのセンスには脱帽です
嘘のようにというか嘘やんけ(笑)